車椅子でもおしゃれしたい――体にハンディキャップのある人向けのウェア作りワークショップ「シンコオフクジュク」を三陽商会が行った。CSR(企業の社会的責任)活動「アース・トゥ・ウェア」の一環で、障害者の衣生活の改善を目的とする任意団体「コオフク」と共催した。三陽商会のパタンナーほか商品企画の技術者が参加して服作りをアドバイスし、障害者からの要望を取り入れるなどして、新しい衣料の可能性に挑戦した。
(北川民夫)
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ワークショップは6月下旬から始めた。障害者を中心に、パタンナーやデザイナーが加わった五つのチームで進行した。
困りごと見つける
まず、〝買い物体験〟として、百貨店売り場での服の試着を通して、障害者が感じる〝服の困りごと〟を発見。その課題解決に向けた製品企画やリデザインを行い、最終製品を披露する8月末のファッションショー開催まで、計4回のプログラムを実践した。ワークショップ最終日のファッションショーには、障害者やボランティアなど約80人が参加し、盛況だった。
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