東レは今期スタートした3カ年の中期計画期間で、この間設備投資を進めてきた案件を着実な成長につなげる。「稼働開始からフル生産まで時間がかかるが、それが24~25年ごろにはフルになる見通し。そうすれば売り上げ3兆円も見えてくる」(日覺昭廣社長)とし、25年近傍での大台突破も視野に入れる。繊維では人工皮革事業の成長を見込むほか、インドでのテキスタイル生産など拠点化を進める。
5月25日に日覺社長、三木憲一郎常務執行役員繊維事業本部長らが東京で会見し今後の事業戦略について説明した。新しい中期計画では「素材起点のソリューション提案力」など自社の強みを五つに整理、これを基盤にデジタル活用を進め、価値創出、競争力強化につなげる構え。
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