有力ショップに聞いた25年春夏は「ライト&シアー」が売り場をけん引した。早い時期から到来した季節外れの暑さの影響で、涼しさを求めて手に取る人が多かった。カテゴリー別ではボトムが好調だ。特に、パンツが売れたという店が多い。19~20年秋冬・立ち上がりの調査以来、1位の売れ行きとなった。
(松本寧音)
「軽さ、透明感」が人気
梅雨真っただ中にもかかわらず、盛夏期のような厳しい暑さが続いた6月。気象庁によると1898年の統計開始以降、日本の6月の平均気温として過去最高を記録した。
日本のみならず、世界平均気温も上昇し続けている状況下で、浮上したトレンドがライト&シアーだ。発注の際から意識的に買い付けていた店が多く、売り上げに結び付いた。そごう・西武では「当初の予測通り今季のヒットカテゴリー。6月後半からの暑さで、機能的にもニーズと合致した。チュールスカートやカットワークレースのトップ、パンツなど、あらゆるアイテムで堅調。老若問わず人気だった」という。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!