コートなど重衣料の動き鈍く
百貨店メンズフロアの自主編集売り場の秋冬商戦は、気温が10月下旬まで高かったことから、例年以上にコートなど重衣料の動きが遅い。ブルゾンやダウンベスト、Tシャツ、スウェットなどの軽いアイテムに人気が集中した。トップ、ボトムともに、大きめのシルエットが好まれる傾向だ。(価格は税込み)
《西武渋谷店「クリエーター」》
「シビライズド」のハイテク素材のブルゾンや「ターク」のガウンなど、軽めのアウターが売り上げをリードした。合わせるパンツはテーパードが主流で、リブなどで裾を絞ったものが必須。ニットも動き出しており、アジア系外国人客には大胆な柄やロゴを主張する厚手ニット、国内客にはベーシックな薄めのアイテムが好調だ。
色は基本はブラックだが、ブラウン、アースカラーも売れている。好調ブランドは「メゾンキツネ」「ガンリュウ」「ターク」「ダブレット」など。コートはキルティングライナーやコクーンシルエットの反応が良いという。
続きは繊研新聞(2016年10月28日付13面)をお読みください