アディダス、ヨガ・フィットネス導入

2015/08/03 06:01 更新


 アディダスジャパンがトレーニングカテゴリーを再編・強化している。汎用性の高いジャージーアイテム中心の、従来のセットアップビジネスを改め、ヨガやフィットネス、ワークアウトユーザーなどに使い道を明確にした商品提案を始めた。同時にウイメンズ向け商品も拡充。トレーニング分野の売り上げに占める女性比率を、現状の30%から5年後に40~45%へ高める。

 「アディダス」ブランドのトレーニングカテゴリーはこれまで、上下同素材で用途を限定しないジャージーアイテムが主体だった。しかし、「ジムなどフィットネスシーンでアディダスを着ている人は少なく、各ユーザーに適切な商品を出せていない」(石津大介アディダスマーケティング事業本部トレーニング/キッズビジネスユニットマーチャンダイジングディレクター)ため、同分野への本格参入を決断。今2月の組織再編で、従来のジャージー群をトレーニングカテゴリーから外し、7月末からワークアウトやヨガ、フィットネスをスポーツとして行う人にトレーニング用アイテムを新規に提供することにした。

 改革の目玉は、ウイメンズ向けに導入した「ヨガ/フィットネスコレクション」。デビューシーズンとなる今秋冬物では、脂肪を燃焼しやすい体を作るために重要とされる、肩甲骨のトレーニングを効果的にサポートできるような背面デザインのタンクトップ(ヨガ用5900円、フィットネス用4900円)を独自に開発。

肩甲骨を動かしやすいよう背中部分の生地を大胆に減らしたデザインを採用

続きは繊研新聞で



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