アルページュが今夏から海外出店を開始し、香港に自社ブランドの複合業態を出す。アジアでの認知度を向上させインバウンド(訪日外国人)需要を喚起する。
売り場面積は約82平方㍍。主力の「アプワイザー・リッシェ」「ジャスグリッティー」「リランドチュール」と、今春にスタートした大人向けの新ブランド「マイストラーダ」の4ブランドを販売する。親会社のTSIホールディングスの香港法人、TSIアジアが在庫管理や物流、集金管理をサポートし、販売は現地の販売代行会社を活用する。初年度の売り上げ目標は8400万円。
海外出店の狙いは、インバウンド売り上げの拡大だ。「外国人観光客数の伸び率は非常に高く、東京五輪まで勢いは続くだろう。だが、現在の我々のインバウンド売り上げは数%にとどまっており、大きく伸びる可能性がある。広告宣伝効果を含めた認知度を上げるためのイメージショップとして出店する」(桶田俊二社長)。
現在、少しずつ現地での宣伝活動を始めており、8月末のショップオープンに合わせてイベントなどを開催して本格的に知名度を上げていく。ブランド力を確立することで将来的にはインバウンド売り上げを2割に引き上げることを目標にする。