ハンドバッグメーカーのバルコス(鳥取県倉吉市)と三越伊勢丹が共同開発した「バルコスJライン」の売り場を石破茂地方創生担当相が9日視察した。日本の職人技術を生かした限定品などを伊勢丹新宿本店で15日までの期間限定で販売している。
同ブランドは世界のハイエンドブランドに負けないジャパンプレミアムを作ろうと、13年2月に発売した。日本の職人の手で仕立てたハンドバッグを揃える。限定品は伝統的な手法でなめした栃木レザーや最先端の壁紙印刷技術によるプリントなどを使って作った。
視察は地方の中小企業が三越伊勢丹と組んで、世界に誇れる商品を開発、販売していることが地方創生の重要事案であるとして実現した。
石破氏は「欧州では地方の町や村でもの作りされている。日本でも職人の技術を生したファッションなど高付加価値産業分野であれば、地方の中小企業でも世界に通用する」と話している。