秋アウターは進化系ブルゾン

2016/06/16 06:36 更新


フェミニンな色、形で ロング丈も新鮮

 20~30代向けレディスブランドの16年秋物展示会で、進化系ブルゾンの提案が増えている。背景にあるのは、昨冬のコート商戦の不振。今年はチェスターコートなどの手堅いアイテムを除いて重衣料の型数を抑え、「コートの本番は冬展」とする企業が多い。それに代わる商材として、ブルゾンやニットアウター、ガウンなど軽めのアウターに力を入れている。

 中でも、昨秋冬~今春夏とニーズが継続しているブルゾンは、デザインバリエーションがさらに広がった。定番のミリタリー系ブルゾンはすでに持っている女性も多いため、よりフェミニンなデザインにシフトしている。ロング丈のバランスが新鮮なMA‐1タイプや、キルティングや花柄プリントとのリバーシブルのほか、サテン、レース、花の刺繍も目立った。色は定番のカーキに加えてバーガンディやピンクを企画している。

「エルフォーブル」(サザビーリーグ)は、MA‐1風の形をキルティング素材とのリバーシブルで。2万7000円予定
「エルフォーブル」(サザビーリーグ)は、MA‐1風の形をキルティング素材とのリバーシブルで。2万7000円予定
「マイストラーダ」(アルページュ)はロング丈のリバーシブルタイプで、バーガンディのカラーも企画。3万5000円前後予定
「マイストラーダ」(アルページュ)はロング丈のリバーシブルタイプで、バーガンディのカラーも企画。3万5000円前後予定
「ソーノ」(ミラク)はカジュアルさを抑えたデザインで、裾には取り外し可能なペプラムのフリルを付けた。2万8000円
「ソーノ」(ミラク)はカジュアルさを抑えたデザインで、裾には取り外し可能なペプラムのフリルを付けた。2万8000円

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