フェミニンな色、形で ロング丈も新鮮
20~30代向けレディスブランドの16年秋物展示会で、進化系ブルゾンの提案が増えている。背景にあるのは、昨冬のコート商戦の不振。今年はチェスターコートなどの手堅いアイテムを除いて重衣料の型数を抑え、「コートの本番は冬展」とする企業が多い。それに代わる商材として、ブルゾンやニットアウター、ガウンなど軽めのアウターに力を入れている。
中でも、昨秋冬~今春夏とニーズが継続しているブルゾンは、デザインバリエーションがさらに広がった。定番のミリタリー系ブルゾンはすでに持っている女性も多いため、よりフェミニンなデザインにシフトしている。ロング丈のバランスが新鮮なMA‐1タイプや、キルティングや花柄プリントとのリバーシブルのほか、サテン、レース、花の刺繍も目立った。色は定番のカーキに加えてバーガンディやピンクを企画している。