ボンマルシェ、脱百貨店型コスメ売り場

2015/08/07 12:55 更新


 パリ左岸の百貨店ボン・マルシェが、本館3階の靴売り場に続き、新コンセプトのコスメティック売り場「ラ・ボテ」を開設した。高級ブランドを扱う本館1階化粧品売り場とはまた別に、2階レディスファッションフロアに設けたコーナーだ。桜色のれんがで仕切った300平方㍍のロフト風コーナーに、コスメ商品をフレッシュな野菜・果物やお菓子のように並べ、グロッサリー(食料雑貨店)のように仕上げた。

 フランスだけでなく世界中から、ナチュラル、オーガニック素材、エコロジーを基本としたフェイスからボディー、ハンド、フット、ヘアに及ぶケア製品、そしてヘアアクセサリー、タトゥーシール、パルファンなど全120ブランドを揃えた。その場でシニヨンをスタイリングする「365C」、ネイルやハンドケアの「カラーフォーエバー」によるビューティーバーも配置。米「タタ・ハーパー」、スウェーデン「ビョーク&ベリーズ」、英「ドクタージョンソンズ」など、コスメマニアを狙ったオーガニックのフェイス&ボディーケアブランドも。

 「シャネル」がオートクチュールのショーで採用した直接肌に貼るビジューの仏「マルベラ」をはじめとする59ブランドが新規、うち6割は同店が独占販売権を持つ。日本ブランドでは、ネイルケアの「ウカ」、ビューティーツールの「コバコ」、スキン&ボディーケアの「まかないこすめ」(同店独占販売)が採用された。

(パリ=松井孝予通信員)



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