クロスカンパニー、日常着をレンタル

2015/09/16 00:02 更新


 クロスカンパニーは、自社ブランドの定額レンタルサービス「メチャカリ」を16日から始める。ドレスなどではなく日常着のレンタルであること、ユーザーが常に新品を借りられることが特徴。若い世代を中心に「所有欲よりも体験欲」が高まっているとの考えから、レンタルを通じて気軽にファッションを楽しんでもらえるようにする。

 メチャカリは、ユーザーがスマートフォンアプリをダウンロードした上で月額5800円で利用できる。1回につき同時に3点が借りられ、3点内で何度も他の服に借り換えができる。同社のECサイトと同じ物流を使い、注文の翌日に発送する。返却期限はなく、返却手数料は1回500円。気に入った商品は、60日間借り続ければ返却不要で自分の物にできる。店舗やECサイトと共通のポイントもためられる。

 「アースミュージック&エコロジー」で始め、「イーハイフンワールドギャラリー」「グリーンパークス」「セブンデイズサンデイ」も順次追加予定。サイト上ではコーディネート例も多数紹介する。

 返却された商品は検品後、同社のECサイトで中古品として40~50%引き価格で販売。メチャカリでは常に新品を届ける。10代の消費者への調査でもレンタルサービスに対するニーズを確認しており、ファッションの多様な楽しみ方を提供することで市場の活性化を図る。投資額は3年間で約8億円を見込む。



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