クロスプラスは15日、連結子会社のヴェント・インターナショナル(東京、檜皮和彦社長)を16年1月31日付で解散し、ヴェントが展開するリズリサ事業を投資ファンド、希キャピタルパートナーズ(東京)の子会社に10月に譲渡すると発表した。譲渡価格は3億800万円。クロスプラスは本業の製造卸事業に経営資源を集中し、低迷の続く業績を立て直す。
ヴェント・インターは、「リズリサ」ブランドでヤング向けの衣料品と服飾雑貨を企画・製造し、商業施設の直営店などで販売してきた。不採算店の撤退や仕入れの見直し、コスト削減を進めてきたが業績は回復せず、15年1月期は売上高50億円に対し、経常損益は14億円の赤字、純損益も16億円の赤字だった。
リズリサの商標は希キャピタル100%子会社のリズリサホールディングス(東京)に、商品在庫、事業設備、備品などは同ホールディングス100%子会社のLIZLISA(同)にそれぞれ譲渡する。