「グッチ」は、ドーバーストリートマーケット（ＤＳＭ）での販売を開始した。グッチが同店とタッグを組むのは初めて。世界４都市にある店に、グッチのクリエーティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレによるデビューコレクションの15～16年秋冬、もしくは16年クルーズの商品が並ぶ。
パートナーシップの第１弾として25日、東京・銀座のＤＳＭにショップインショップがオープンした。秋冬のファッションショーに着想した売り場に服とアクセサリーが揃った＝写真。ニューヨークとロンドンはファッションウィークに合わせて９月10日に、北京は今秋、開店する。売り場は16年クルーズの販売開始と同時に、新作に合わせてリニューアルする。
今回の協業について、グッチのマルコ・ビッザーリ社長兼ＣＥＯ（最高経営責任者）は、「ＤＳＭからの今回の提案は、グッチの新しいビジョンを象徴しており、すぐに引き付けられた。他に類を見ないファッションのためのコンテンポラリーな小売り環境は、ミケーレのコレクションを展開するのに理想的。顧客はもちろん、進化するグッチに注目する方々にも満足いただけるはず」と期待する。
ＤＳＭのエイドリアン・ジョフィ社長は「私たちは常にルールを破り、リスクを負うことに信念を持ってきた。グッチの変革の一翼を担えることを誇らしく思います」と語った。
