ファッションEC(ネット販売)「ディーホリック」を運営するジピア(東京、李恵禎社長)は、今年から実店舗の出店に乗り出す。13日から8月末まで、渋谷109に期間限定店を出店。今後は、常設店の開設を計画している。
同社は07年に日本で設立。08年4月にディーホリックを立ち上げた。韓国人モデルを起用し、ロケ撮影によるビジュアル重視のページ作りと、ほとんどの商品が1万円以下という手頃さで台頭。レディスEC企業に大きな影響を与えた。
今月、サイトを刷新し、別サイトで展開していたメンズと30代以上の女性向け「ハイホリック」を統合。サイトごとに送料がかかっていたが、ディーホリックに集約することで利便性を高め、買い回りを促す。毎日20~40の新作を投入し、常時レディスで約3000点、メンズ約1000点を販売。キッズの展開も始めた。韓国からの仕入れがほとんどだが、水着などの人気商品はオリジナルを企画している。中心客層は、25歳~30代。
渋谷109の限定店は、強みの水着などのビーチウエアを中心に販売する。ビキニ4270円から、ビーチウエア1990円から、シューズ1550円から。初日は、ファッションショーのほか、フォトブースで撮影した写真をSNS(交流サイト)に投稿するとアイスクリームがもらえるプロモーションも実施した。
今後の常設店の開設は、「大人の女性向けやメンズ向けなど、立地に合わせた品揃え」を予定している。ECで服を買わない層やディーホリックを知らない層に訴求し、知名度アップを狙う。