日本独自の目線で本物のセレクトをやりたい
日本でフレッド・シーガルを運営するMFSJの枡田茂社長兼CEO(経営最高責任者)に聞いた。
――1号店で目指したのは。
コンセプトをしっかり伝えられる店にしたかった。近隣の住民が生活の一部として訪れる、街並みに溶け込む店になりたいと思い、実際に暮らす人が多い代官山という立地を選んだ。商品は日本市場に合うものを一からセレクトした。食品もそれこそコーヒーの豆からこだわって選んでいる。
――品揃えの特徴は。
米国の店をそのまま持ってきたわけではない。同じブランドを扱う場合もあるが、日本のお客様が喜びそうな商品をあらためて選んだ。「ファッション」「食」「コスメ」を軸にしている。装いだけでなく、食べものや体をケアする商品も置くことで、体の内面からもおしゃれを楽しんでもらいたい。
――今後は。
来年3月に横浜に大型店を出す。商品面では日本のデニムを使ったジーンズなどオリジナルも積極的に開発する。日本だけでなく本国でも売りたい。創業以来、他店に先駆けて新しいもの、本物を提供してきたのがフレッド・シーガル。そういうスタンスを日本でも貫きたい。