イデーが旗艦路面店をリニューアル

2015/09/18 13:45 更新


 イデーは18日、東京・自由が丘にある「イデーショップ」の旗艦路面店をリニューアルオープンした。従来の3層構造はそのままに、構成や取り扱いアイテム、サービスを再編集した。同店をオープンして7年、改めて「イデーの独自性」を追求し、「アートに囲まれた暮らし」を提案する。

 テーマは「ラフ&リュクス」。上質さや品がもたらす心の充足感を大切にしながら、同時に思わずにやっと笑ってしまうような遊び心や柔軟さのある生活をイメージした。

 1階は生活雑貨を中心に扱う。テーブルウエアやキッチンツール、ステーショナリー、ウエア、ジュエリー、グリーンなど、長く愛着を持って使うことができ、贈り物でも喜ばれるようなアイテムを揃えた。

 「ミナ・ペルホネン」のデザイナー皆川明氏が監修して「無印良品」のB品や残反を活用する「プール」プロジェクトの商品も販売する。白磁に鹿児島県の福祉施設「しょうぶ学園」のアーティストの作品をプリントしたテーブルウエア「コロコロNOMONO」や、残反を活用したアパレルシリーズ「いろいろの服」を展開。製品染めの豊富なカラーバリエーションと綿と麻を中心とする天然素材の柔らかな着心地を特徴とし、ブラウス(5184円)やアトリエコート(1万5120円)などを作った。

 月替わりでテーマに沿ったクラフトを紹介するコーナーも設置した。オープニング企画として、「イデーと小林和人が選ぶクラフト」展を開催。東京・吉祥寺のショップ「アウトバウンド」の店主である小林氏と協業し、新旧、有名無名の物を織り交ぜて「異なる物の組み合わせの面白さ」を体現するアイテムを提案している。

 2階には家具や照明、インテリアアクセサリー、クッション、ベッドリネンなどを並べた。「コーディネートラボ」と名づけた3階にはコンシェルジュを配置し、客の住まい作りをサポート。アートギャラリーも併設する。

 同店をモデルとして、今後は他の既存店の品揃えや内装のリニューアルも実施する考えだ。



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