ポップ&デコラティブのミックススタイル
インポートキッズブランドの16~17年秋冬向けは、レディストレンドのデコラティブな装飾を入れつつ、子供らしくポップに見せたガーリースタイルが新鮮だ。秋冬でも明るいトーンの配色が目立っている。また、60年代を反映したワードローブ、セーターを生かした上質カジュアルの提案も注目だ。
ドレッシーでデイリー
今シーズンのイチ押しは、変化に富んだフェイクファーのコンビネーションだ。ドレスアップも普段使いも兼用できる汎用性がある。「リトル・マーク・ジェイコブス」は、トレーナーを合わせてドレスダウンし、ゴージャスなビジューと鮮やかなブルーの配色で今っぽく見せた。
キュートなブルゾンを作ったのは「ミニ・ロディーニ」。コミカルなトーテムポール柄ワンピースとのレイヤードはもちろん、レディーライクなドレスとの相性もばっちり。「アルマーニ・ジュニア」は、艶やかなフェイクファーを切り替え、エッジの利いたボンバージャケットを企画した。
フリル装飾もレディスの流れをくんだディテールで、普段使いではビクトリアンブラウスが多く出ている。大人のコレクションに連動する「フェンディ」は、波のようなフリル装飾をアレンジ。レディスウエアに登場したファーのカラーブロック柄パッチワークを、レーヨンにプリント柄で表現した。
着心地の良さを備えてモダンなワンピースに仕上げている。ロマンティックなラインを強調するのはNYの「ツチンダ」。持ち味のアンティーク感を生かしつつ、ニットボトムやキュロットを合わせてストリート感をミックスした。