日本政府観光局によると、今年1~10月の訪日外国人客数は前年同期比約48.2%増の1631万6900万人となり、累計で過去最高を更新した。
10月は前年同月比43.8%増の182万9000人となり、今年7月(191万人8000人)に続いて単月で過去2番目の数字を記録した。円安などの好条件が続いていること、中国の国慶節休暇(10月1日~7日)が大幅増につながった。
市場別ではカナダ(2万2000人)、ドイツ(1万9000人)が単月で過去最高を更新し、ロシアを除く17市場が10月として過去最高を記録するなど、国・地域を問わず訪日客が増えている。
なかでも中国は10月の訪日客数が前年同月比2倍の44万5600人。円安や消費税免税制度の拡充でショッピングの人気が高く、昨年同月に10隻だったクルーズ船寄港は46隻にまで拡大した。10月までの累計数は428万4000人となり全市場で初めて400万人を突破した。
11月は紅葉シーズンが本格化し、アジアを中心に訪日需要は引き続き拡大が期待できる。