伊勢丹で寛斎と壮大の催事「寛祭」

2015/04/09 05:01 更新


 伊勢丹新宿本店は1階のザ・ステージで、「カンサイヤマモト」の催事「寛祭」を行っている。スタイリストの山口壮大と組み、山本寛斎のパワフルな世界をウエアから雑貨まで幅広いアイテムに落とし込んだ。14日まで。

 同店は昨年1月に山本の催事を開催、好評を受けて2回目となった。「人間の持つエネルギーがテーマ。生きる上で人間を取り巻く全てのものをデザインするのが今回の出発点」(山本寛斎)。昨秋、トルコ・イスタンブールのショーで発表した一点物を販売するほか、アーカイブから柄を起こしたTシャツ(1万7000円から)や作務衣風のアウター、トートバッグ、ステッカーなどを日本の伝統素材と掛け合わせて企画した。強いデザインをファッションとして取り入れやすくするため、催事のディレクターとして山口を起用し、生産背景のコーディネートなども山口が担当したという。

 協業アイテムも豊富で、ワークウエアの「寅壱」と組んだ刺繍入りニッカボッカや、新進デザイナー串野真也がデザインしたクラッチバッグなどが揃う。店内には、山本が71年にロンドンで発表した凧絵のマントも展示した。

 山本は、6月12、13日に、陸上や柔道などのスポーツ選手をモデルにしたショーを東京都現代美術館で行う予定という。



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