伊藤忠商事は日本、アジアでの製造販売権を保有する「キャサリン・ハムネット」で新機軸を打ち出す。
今年度中に渋谷で路面店を開設するほか、16年秋冬にレディスウエアのコレクションを中心としたイメージラインを立ち上げる。路面店及びイメージラインでブランド発信を強めながら、サブライセンシーの商品を含め、全体での事業底上げをめざす方針だ。
キャサリン・ハムネットの日本での販売は昨年度(14年7月~15年6月)で約50億円(小売ベース、サブライセンシー14社合計)。シューズやメンズアクセサリー、アイウエア、ライター、ステーショナリーなどが前年実績を上回った。
レディスウエアのサブライセンシーが未決定であることやEコマースの拡大を課題とするが、ブランド全体の発信を強める考えだ。すでに大賀と共同で、ライフスタイル提案を強めた新コンセプトショップ「キャサリン・ハムネットLAB(ラボ)」を出店しているが、渋谷で開設する路面店は、キャサリン・ハムネットLABのコンセプトを注入する形となる。
現在、キャサリン・ハムネットはインショップで展開しており、渋谷での新店舗は唯一の路面店となる。広さは80平方㍍強で、雑貨の比率を高めた品揃えとする予定。