イオンモール橿原が改装オープン

2015/12/02 06:15 更新


 イオンモール橿原(奈良県)が11月27日、第1期改装オープンした。広域から集客する同社の基幹のSCだが、上質化を進めて来店促進機能を高め、さらに業績を拡大する。

 同SCは04年に開業し、08年に増床して現在の形になった。3層で賃貸面積は8万平方㍍、テナントは230店。核店舗のGMS(総合小売業)イオンを中心にサウスモール、ノースモールが馬蹄(ばてい)形に伸びる形をしている。

 目立った競合がない独立商圏で地域最大施設として定着し、自動車道が整備されたこともあって広域から集客している。奈良県南部に加え、大阪府羽曳野市とその周辺や三重県名張市などを商圏に集客範囲は半径40㌔に及ぶ。来店客数は、増床前の年間1000万人から1300万人に増えた。今回の改装でさらに100万人を上積みする計画だ。

 H&M、オールドネイビー、アメリカンイーグルアウトフィッターズを導入してファストファッションを充実、ディスコート・パリシアン、コエ、センスオブプレイス・バイ・アーバンリサーチなど奈良県初のテナントも揃えた。

 同時に力を注いだのは各店の「役割の明確化」(山本匡秋ゼネラルマネージャー)。40店を導入するとともに75店を移転・改装して115店を刷新した。「背伸びはしないが少し上を目指した」改装を機に、扱い商品などについてテナントと個別に話し合ったという。これが3階の大人の服飾雑貨ゾーンの構成などにつながった。内装も上質化し、30、40代の女性が「ここで買った服を着て来たくなる場所になる」ことを目指した。雑貨を扱う店も増やした。

 16年春に予定される第2期では外装を変え、食関連を中心に25店を刷新する。

ファストファッションを充実した



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