東京・丸の内のキッテ(日本郵便運営)に12日、土俵が出現した。"フィールジャパン"がコンセプトの同施設が開いている体験型イベント「はっきよいキッテ」の一部で、家族連れや訪日外国人が吸い込まれるように集まっている。キッテは国技である相撲の魅力に触れ合えるイベントを開くことで、夏休みで訪れる観光客を取り込むのが狙い。29日まで。
大相撲の地方巡業で使っている土俵と同じものを、1階アトリウムに設置した。15日は鳴門親方(元大関琴欧州)や現役力士が子供たちを相手に稽古する「ちびっこ相撲キッテ場所」、29日には横綱を筆頭に現役幕内力士が土俵入りやトークショーを行う。ワークショップや相撲にまつわる展示も行っている。
特に人気が高いコーナーは「すもう撮りカメラ」。自分の顔を設置しているiPadのカメラにかざすと、力士のようなちょんまげ姿のふっくら顔に変換されるサービス。写真は無料でプリントして持ち帰れるとあって、長蛇の行列が絶えない。