営業再開する熊本の専門店
「照明がともっている店を見ると気持ちが明るくなるから、多少無理してでも開けたかった」(モーヴ)。余震が続く熊本市中心部では、従業員の安否確認や店内の整理が一通り終わった路面専門店のシャッターが上がり始めている。
共通するのは復興へ向け、皆の気持ちが少しでも前向きになるようにとの思い。集めた物資を無料で店頭配布したり(写真、コグマ)、逆に心配した顧客から物資の持ち込みを受けたり(メンズセレクト店アナン)。当面は商売にはならなくても、街が落ち着きを取り戻していった後には、「人の心を豊かにできるファッションの出番が来る」(ベイブルック)と信じている。