三井不動産は10日、国内13施設目の広域型SC(RSC)、ららぽーと富士見(埼玉県富士見市)をグランドオープンする。
東武東上線の鶴瀬駅から約1.5㌔の市内中心地で、国道254号線沿いに立地。建築敷地面積は約15万2000平方㍍、延べ床面積は約18万5000平方㍍で、東武東上線沿線のSCでは最大規模。同社の北関東の「旗艦SC」と位置付ける。
店舗面積は約8万平方㍍で、同社RSCではららぽーとTOKYO―BAY、同横浜に次ぐ規模。店舗数は293で、ららぽーとTOKYO―BAY、ラゾーナ川崎プラザに次ぐ。ファッション・雑貨・スポーツから食、サービス、クリニックなど100以上の業種を揃え、「多世代がワンストップでニーズを満たせる施設」とする。
広大な敷地を生かし、商業棟の外にフットサルコートや屋外鉄道アトラクション、バーベキュー設備など体験型施設を配置。館内にも人気玩具「レゴ」の新業態などアミューズメント施設を充実し、コト提案を強化する。
物販は同社RSCの「強み」でもあるファッションも充実し、「地元住民がわざわざ池袋まで出掛けなくも済むMD」を組んだ。「ザラ」「ベルシュカ」「ストラディバリウス」「ギャップ」「バナナリパブリック」「オールドネイビー」「ホリスター」「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」など有力外資から、ユナイテッドアローズの2業態やアーバンリサーチの3業態など国内のセレクトショップ、「ユニクロ」、大手アパレルの新業態、百貨店の小型業態など幅広く揃える。半径5~10㌔圏内を軸に、広域からの集客を狙い、年間売上高はららぽーと横浜に匹敵する450億~500億円を目指す。