リオグループホールディングス(名古屋市)のリオ横山カンパニーは16年春物から、ベビーとキッズに向けたレイングッズブランド「パップアイ」の卸販売を始める。「子供の成長につれて買い替え需要が見込め、年間で売れるアイテム」(同社)として、既存取引先であるキッズ専門店を中心に、生活雑貨を扱うバラエティーショップや地方百貨店向けに販売する。
対象年齢は1~11歳。来春物は「色柄を楽しめる親子ペア」をコンセプトに、傘やレインコート、レインシューズなど約80アイテム、13柄を出す。
入園・入学準備品の需要が高まる2月初旬に店頭投入する。傘とレインコートでは、母と子がペアで使えるように母用サイズを用意する。母子ペア商品はモノトーンの花柄やポップな滴の柄、明るい迷彩柄など大人の女性が抵抗なく着用できるように落ち着いた柄を取り入れる。女児向けはスイーツやドット、男児向けはボーダーや恐竜柄などを打ち出す。子供用企画はパステル調のポップな色使いが特徴だ。
春、夏、秋冬の年3回に分けてMDを組み、売り場作りまで踏み込んで商品を展開する。衣料品のプロパー販売が厳しくなる2月と8、9月の端境期対策として、3フェースを基本にレイングッズ集積コーナーの設置を提案する。
傘1900~2300円、レインコート2900~3900円、レインシューズ1900円、帽子1200円、ポンチョ2600~2900円、ウインドブレーカー2900円、リュックなどバック2900円。素材はポリエステルで、中国など海外の協力工場で生産する。
16年夏物から水着や水泳帽子といったスイミンググッズの卸事業も始める予定。「雑貨事業全体で年間売上高1億円(卸価格)を目指したい」とする。