六本木ヒルズ、改装・イベント効果で好調

2015/06/30 05:43 更新


 森ビルの大型複合施設、六本木ヒルズの商業ゾーンが好調だ。13年にファッションを中心に実施した大型改装効果が継続していることに加え、4月25日に改装オープンした森タワー52階の展望台「東京シティビュー」で実施している作品展と連動した企画の成果で、客数、売り上げともに伸ばしている。

 16年3月期の売り上げは5月までで前年同期比11・4%増、6月も8%増ペースだ。今後も商業ゾーン以外の施設と連動した販促を積極化するとともに、館独自商品の強化などによって需要を喚起し、通期で5%増収を目指す。

 13年度の売り上げは大型改装の成果で8・4%増となり、前期も0・6%増と健闘した。今期は4月が9・3%増、5月は13%増と大きく伸ばした。4月は消費増税の影響で落ち込んだ前年同月の反動の要素も大きいが、5月は前年同月が3%減にとどまっていたことから、「様々な施策の成果が明確に出た」(穐山壮志営業本部商業施設事業部商業運営部長兼六本木ヒルズ運営室室長)と見る。

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