三陽商会のセレクトショップ事業部は、メンズレディスのセレクトショップ「ギルドプライム」を大阪・梅田のイーマに出店した。関西では2店目。今春はそのほか、仙台に東北1号店を出す。
イーマの店舗は売り場面積300平方㍍、仙台は仙台フォーラスで285平方㍍。大阪は、同事業部が運営するセレクトショップ「ラブレス」が心斎橋にあるが、大阪北部や近郊都市から出店を望む声が多く、イーマは感度の高い客層が中心なことから、出店を決めた。
今春夏物はサブカルチャー系の協業商品を充実。スマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」と協業したTシャツは、2日からEC(電子商取引)で予約販売し、数時間で2000着の注文が入った。イーマ店では店頭でしか買えない限定色を販売する。
今月下旬には別の協業商品も販売予定で、「常に面白いことをやっているセレクトショップとして知名度を上げていきたい」(靍博幸ディビジョン長)という。
同事業部は、5年連続で売り上げ予算を達成しており、1~3月も全店ベースで前年比約1割増となった。モード系のクセが強い品揃えと店作りでコアなファンを獲得している。
4月末の店舗数はラブレス、ギルドプライム合わせて10店で、18年には20店に増やす計画。ラブレスは大都市圏の路面店で売り場面積500~660平方㍍、ギルドプライムは商業施設中心で330平方㍍規模を主力とする。今後の出店は、東京は新宿、銀座、池袋、そのほかは名古屋や金沢、広島を検討している。