スローウエアジャパンは9月、松屋銀座本店に直営店「ザ・スローウエア・ストア」を出す。イタリアの専業メーカーが4ブランド集まって構成するメンズブランドで、日本での百貨店インショップは初。インバウンド(訪日外国人客)の取り込みも狙う。
「スローウエア」は、パンツの「インコテックス」、ニットの「ザノーネ」、シャツの「グランシャツ」、アウターの「モンテドーロ」が集まって、メンズのトータルスタイルを提案するプロジェクト。ジャパン社はそれぞれのブランドをセレクトショップや百貨店向けに卸売りする一方、4ブランドを集めた直営店を13年、東京ミッドタウンに出すなど、卸売りとは別にスローウエアとしてのブランド認知向上にも着手した。
松屋銀座本店はこれまで、インコテックス、ザノーネなどを仕入れ自主編集売り場で販売していた。ザ・スローウエア・ストアは同店の5階に売り場面積53~56平方㍍のインショップとして出す。ミッドタウンの直営店や卸売り先の専門店などとは違う、百貨店の客層を考慮したサイズや色で品揃えする考え。
銀座地区の特性を考慮し、日本人客だけでなく、インバウンド客の獲得も視野に入れており、ジャパン社は、中国語、英語で接客できる販売スタッフも常駐させる予定だ。8月下旬のソフトオープン後、9月初めに本オープンする。