そごう・西武は8月末から、フランス生産によるPB「リミテッドエディション・プティシック」を販売する。フランス人ディレクターを起用し、フランス国内工場で物作りする。ファッションを通して、上質な物を大切に使う現地の暮らし方を表現する。
9月8~30日に開くフランスフェアに合わせて企画した。そごう・西武の商品開発チームが企画・デザインを担当し、パリ在住のフランス人デザイナーが工場選定など生産・品質管理を担う。パリの30代女性の等身大の感覚を生かした。
生産はフランス各地方の特色ある技術を活用する。同国も日本同様に生産をアジアなど海外に委託する事例が増えているが、手間と工程の多くを職人の技術による現地工場に生産を統一した。
例えば、コートは北部のノール・パドカレ地方、ニットはナント、カットソーはモンクタンとった国内産地で、OEM(相手先ブランドによる生産)供給する工場と組んだ。生地はイタリア、フランスから調達した。
商品は10型21SKU(在庫最小管理単位)に絞った。10着のワードローブで、TPOに合わせて、きちんとした服装ができるように上質な日常着を揃える。
ニット2万2000~2万7000円、スカート2万7000円、パンツ2万5000円、カットソー2万9000円、ドレス4万6000円、コート4万9000~56000円(税抜き)。商品にはトリコロール配色の専用タグを付ける。
西武池袋本店、渋谷店、そごう横浜店の各自主編集売り場「キートゥースタイル」で販売する。