学校体育衣料、14年度販売枚数は?

2015/08/24 09:55 更新


【知・トレンド】《データを読み解く》

 SSC(スクール・スポーツウエア・クラブ)会の調査結果によると、学校体育衣料の14年度販売実績は1873万6600枚(前期比1.9%減)だった。「昨年は消費増税前の駆け込み買い替え需要があったが、増税後は予想以上に厳しかった。再来年に予定される再増税でも注意が必要」としている。

 カラートレーニングウエアの素材傾向は「ポリエステル100%」が7%(前年11%)、「ポリエステルうら綿・綿混」21%(26%)などと減少、「ポリエステルベース差別化・機能素材」が54%(46%)と増加した。学校別比率は幼稚園・保育園3%(3%)、小学校20%(20%)、中学校41%(39%)、高校35%(34%)、大学その他2%(2%)。

 今春商戦での問題点では「予約受注の遅れ」2社(4社)、「シーズン小口追加の頻発」5社(11社)と前年の増税時に比べて大幅に改善したが、「売上高漸減」は4社(1社)と増えた。漸減の要因は「生徒減」「持ち下がり・買い控え」「単価ダウン」など。海外生産については「一部商品で行っている」が前年同様9社だったが、輸入品比率は29%(24%)と若干上昇した。

■SSC会 学校体育衣料関係のメーカー(専業、学生服、スポーツなど)14社で組織する任意団体。

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