セレクトショップのステュディオス(東京)が今春開発した国産SPA(製造小売業)新業態「ユナイテッドトウキョウ」の出足が好調だ。大人が格好良く見えるモード服を提供し、計画以上に女性客の反応が良いため、主要都市中心に積極出店する。秋はレディス・メンズ複合で名古屋と大阪に2出店して、初年度で売り上げ8億円を見込む。
ユナイテッドトウキョウはオリジナルのモード服をすべて国内生産するのが特徴。20代にデザイナーモード服を着用していた層に向けて、大人が格好良く見えるコンテンポラリー・コンフォートな服を提供する。素材や縫製など品質に比重を置くため、春夏物は原価率50%で価格設定し、価値と価格のバランスが良く出足から支持された。
ルミネ新宿(レディス、メンズ単独の各1店)とルクアイーレの計3店の売り上げは計画を20~30%上回るペースで、1店当たりは年間売り上げ1億5000~1億8000万円になる勢い。30代から40代までを取り込み、レディス55%・メンズ45%と女性客の反応が良い。特に店のスタッフが商品を喜んで着用しているのが客にも響いているという。