靴下メーカーの助野が、様々な労働現場が抱える悩みごとに役立つ商品開発を強化している。各職場で働く人たちとの対話はもちろん、職場に入り込んで悩みごとを自ら体感しながら解決策となる商品を生み出してきた。最近では日本製紙と「安全靴専用靴下」、北陸電工と耐切創グローブをそれぞれ共同開発した。
(小堀真嗣)
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安全靴専用靴下は、日本製紙の石巻工場(宮城県石巻市)の従業員を対象に開発した。同工場では高温多湿の環境で安全靴を履いた作業が多く、靴内の蒸れや臭いに悩んでいた。これに対し抗菌・消臭性、吸水速乾性を備える日本製紙の高機能和紙糸「シーユートップアオ」と助野の技術力をかけ合わせた商品を作った。