タキヒヨーは社内連携を進めており、強みを掛け合わせた企画提案を強化している。第4回総合展では、複数部門によるIP(知的財産)やDX(デジタルトランスフォーメーション)、サステイナビリティー、機能性テキスタイルなどを打ち出した。
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強みとするIPは新たに韓国発の「ペティーダスト」と「ミルアンドモイ」を披露。韓国トレンドを受け、人気が出始めているキャラクターを選んだ。
嫌な思いを食べてくれるペティーダストは8色の恐竜キャラクターで色が豊富。推し活市場との相性の良さにも着目した。同社はアパレルや雑貨の販売を担い、期間限定店、雑貨店などのカセット販売を計画する。
ミルアンドモイもアパレルを販売する。ウサギはピンクを軸にし、中高生向けにバッグやキャップを作る。犬はサックスカラーが中心の20代向け。ポーチやヘアアクセサリーのほか、ルームウェアを企画する。GMS(総合小売業)向けにトータル提案していく。
7月にライセンスを得た「アー・ヴェ・ヴェスポーツ」はエレガントなスポーツウェアでGMS向け商品の若返りを図る。タウンユースできるラメ入りのポロシャツや淡色の段ボールニットなど。
「ディズニー」はライセンス元と定期的な打ち合わせを重ね、デザイン性を高めた。来年100周年を迎える「くまのプーさん」はロンドンの街並みをイメージしたトラッドなスタイルを親子で作る。「ミッキーマウス」はZ世代を狙ったやんちゃなデザイン。周年企画や今までにないデザインで新鮮味を出す。
