「動画をタッチすると、商品紹介ページが現れ、即購入できます」――ファッションカタログ・ウェブサイト制作のディーエルアール（東京）は今秋から、動画ウェブカタログ制作サービス「タッチイット」を本格展開する。
同サービスは、動画シナリオに合わせて商品紹介ページのレイヤーをかける。同技術で加工した動画を見た消費者は、「欲しい」と思った商品を画面上でタッチすれば、商品紹介ページがポップアップする。同社によると、これまで流れる映像をタッチすれば商品購入ページが現れるウェブ技術はなかったという。
ブランドイメージを伝えるため、様々なファッションブランドが動画を撮影しており、商品を買うことができる動画には関心が高いと見る。さらにテレビＣＭ放映は大手企業しかできないが、タッチイットを駆使したウェブ動画であれば、ＣＭよりも低コストで制作でき、さらに気になった瞬間に購買までつなげられるのが利点とする。
同社は、シナリオ企画・動画撮影・編集・レイヤー・ポップアップページデザインまでを約２カ月かけて行う。ポップアップページから、ＥＣサイトにリンクさせたり、ＳＮＳ（交流サイト）とリンクさせるなどの編集も可能。「ファッション分野で、まずは普及させたい」（倉本孝太ＣＥＯ＝最高経営責任者）という。
