合同展示会「トラノイ・トーキョー」26年春夏展が、楽天ファッション・ウィーク東京26年春夏の関連イベントとして9月3、4日に国立代々木競技場・第一体育館で開催された。3回目となる今回は255ブランドが参加し、国際化をテーマに海外ブランドの出展比率を高めた。アートカルチャーの物販や体験要素を加えた。来場者数は3000人を超えた。
(吉野光太朗)
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多様な海外勢
アフリカ、サウジアラビア、ルーマニア、コロンビア、トルコ、韓国、台湾は、自国・地域の政府やアパレル産業支援のもとコレクティブブース形式で出展した。

アフリカからは12ブランドが出展した。ガーナの「ボェドゥエ」はLVMHヤングファッションデザイナープライズのセミファイナリスト。デニムアイテムをはじめ、古着をパッチワークした物作りが特徴だ。不完全さの中に美を見出す〝侘び寂び(わびさび)〟の考えをテーマにしたシリーズの、ひび割れを表現したデニムのパッチワークジャケットは卸価格135ドル、パンツ125ドル。ほかに、デニムのサイドシーム部分をつなぎ合わせ、ストライプのように表現したジャケット(155ドル)やカラフルなパッチワークジャケット(185ドル)が目を引いた。

