和光は、メンズファッションを集める本館4階に沖縄のハワイアンシャツブランド「パイカジ」のコーナーを23日に開設した。同社がハワイアンシャツを集積した売り場を開設するのは初めて。同社は顧客のオフタイムのファッション提案と新顧客開拓を目的にカジュアルラインの商品の充実を重視しており、昨年はメンズでカジュアル感覚の配色を前面に出した「リバティ」プリントのシャツを販売した。これが好調だったことを受け、今年はメード・イン・ジャパンのアピールを含めて沖縄発のハワイアンシャツで新規需要の掘り起こしを狙う。
コーナーの名称は「パイカジアロハシャツコレクション」。パイカジから買い付けた商品や委託販売商品のほか、琉球藍染による和光限定品も販売する。限定商品は1型。藍染めならではの独特の風合いと深い色の微細なオリジナル柄を職人が手作業で作るため、生産は12着限定。
ややゆったりしたリラックスフィットのシルエットでサイズはM、L、LL。綿100%で、4万3200円(税込み)。一方、買い付けと委託販売商品は約25型で約180枚を用意し、価格は1万~2万円ほど。コーディネートアイテムとしてショートパンツも販売する。
パイカジに隣接してハワイのバッグブランド「ラナイ・トランジット」のコーナーも同時に開設した。ラナイ・トランジットは10万円前後が中心。カジュアルなファッションを提案する二つのコーナーを合わせて、面積は4階全体の10%程度となる。二つのコーナーは8月5日まで開設する。