ワールド社長に就任した上山健二さん

2015/04/16 11:17 更新


 14日付で就任した。「連結ベースで約3000億円の売り上げ、約3000店を運営していることは大きな強み」と話す。卸売りから始まり、「百貨店SPA(製造小売業)」、SCへの展開など「変化を先取りしてきた」ことが現在の売り上げや店舗数につながっているとの認識だ。多ブランド、マルチチャネルでの展開は、その証しとみる。

 一方で、少し薄れているとみるのが「全社一丸となってお客様に向かう意識」。企画、生産チームなど直接店頭に関わらない部署も含めて「自分の仕事の延長線上に店があること、お客様がいることを忘れてはならない。この間も言い続けてきたが今一度、強調したい」と話す。

 目指しているのは「小売り型SPA」のビジネスモデルの確立。そのためには、プラットフォームの構築を担う組織と位置づけるクリエイティブ・マネジメント・センター、ワールドプロダクションパートナーズ、デジタルプラットフォーム本部などの組織を「個々に磨きをかけるとともに、相互連携させないといけない」と話す。

 座右の銘は「やるべきことをやるべき時にやるべき人がやる。そのためには言うべきことを言うべき時に言うべき人が言う」。自ら先頭に立って実践する。

 兵庫県出身。趣味は、ランニングと中・高・大と続けてきた野球。49歳。



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