連載

《M&A増勢の背景④》縮む市場で一つの選択 成長のための「時間買う」

2024/12/05

 ワールドは11月末、OEM(相手先ブランドによる生産)の三菱商事ファッション(東京)を完全子会社すると発表した。外部への投資は、本社とグループの投資会社を使い分ける。今回は本社案件だが、これからライトオンの再生に...

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《素材メーカー・商社の24年4~9月決算分析③》染色加工 事業環境で明暗分かれる

2024/12/04

 染色加工は現場の人手不足や受注量の縮小など厳しい事業環境にあるが、高付加価値加工やテキスタイル販売、資材事業など好調な企業もあり、明暗が分かれた。【関連記事】《素材メーカー・商社の24年4~9月決算分析②》紡績 ...



《インドネシアは今㊤》中間層が買い控えの局面 富裕層は嗜好が多様化

2024/12/04

 幅広い繊維、小売企業が進出しているインドネシア。日系企業はいま、事業戦略の転換期に差し掛かっている。インフレや付加価値税の増税などで中間層を中心に消費は低迷し、マーケットの二極化が加速しつつある。川上から川下に至...



間違いだらけの売り場支援⑥ 研修は売り場で再現しやすいように

2024/12/03

 研修を行ってみたものの、売り場に帰るとすっかり忘れられてしまうことはないでしょうか。研修は「その後」が本番ですが、その意識を持ってもらうためには、研修後に実行しやすい形に落とし込んだり、サポートがしやすい状態にし...



《素材メーカー・商社の24年4~9月決算分析②》紡績 繊維事業は損益改善の兆し

2024/12/03

 紡績企業の4~9月連結決算は、富士紡ホールディングス(HD)とオーミケンシが増収、シキボウを除く3社が増益あるいは損益改善となった。繊維事業は売上高が低調だった一方、損益は改善が見られた。【関連記事】《素材メーカ...



《M&A増勢の背景③》成長の好機だが、リスクも背中合わせ

2024/12/03

 売り手、買い手の双方にとって好機になりえるM&A(企業の合併・買収)だが、リスクも背中合わせだ。小口のM&A件数が積み上がると、実際にトラブルも目立ち始めた。ある投資会社が仲介経由で次々と会社を買...



【軌跡】《和歌山から世界へ アウトドアセレクト店「オレンジ」㊤》EC主力でも血が通うビジネスを

2024/12/02

 高野山のふもとに位置し、みかん産地として知られる和歌山県かつらぎ町。人口約1万6000人の小さな町に、アウトドア愛好者によく知られるショップがある。その名は「オレンジ」。同町でEC店を運営していたミモナ社長の池田...



《M&A増勢の背景②》成約後は信頼関係の構築から 「最初の100日」、丁寧かつ迅速に

2024/12/02

 M&A(企業の合併・買収)の件数でギネス記録を持つ日本M&Aセンター(東京)は、案件が成立すると成約式を行う。企業間の言わば結婚式で、成約した9割近く年間300組ほどが執り行っている。セレモニー専任の担当者も置い...



《素材メーカー・商社の24年4~9月決算分析①》合繊 夏向け衣料や車両資材が好調

2024/11/29

 素材メーカー、商社の24年4~9月連結決算が出揃った。天候不順による国内の衣料品MDの変化、欧州や中国景気の低迷など事業環境は引き続き厳しい。各社は開発強化や非衣料への注力などでこれに対応する。業種別に決算の特徴...



《M&A増勢の背景①》繊維ファッション業界は低調 〝お見合い〟の相手見つからず

2024/11/29

 記者が駆け出しの頃の90年代のM&A(企業の合併・買収)といえば、バブル崩壊以降の企業再編のような大きなケースが多く、言葉は浸透したがどこか遠くの国の出来事のように映っていた。繊維アパレル業界でもその頃は...