コラム

《めてみみ》街の魅力を共に作る

2022/02/28

 地方都市でのファッション個店同士の連携は意外と少ない。普段から競合関係にあり、狭い商圏内で顧客を奪い合うことが多いからだろうか。だが、コロナ下で来街者が減少し、いくら有力店であっても1店舗で集客するのは限界がある...

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《めてみみ》顧客作りとファン作り

2022/02/25

 地域やファンなどコミニュティー作りが企業やブランド、商業施設、店舗を問わずに広がっている。EC主力のDtoC(メーカー直販)ブランドの動きはファンコミュニティー作りの代表に見える。オウンドメディアを活用した日々の...



《視点》サステイナブルブランドの認知

2022/02/25

 サステイナブル(持続可能)な素材を多く提案する素材メーカーに取材に行った際、「最近、異業種で新たにアパレルを始めたいというユーザーからの問い合わせが増えている」という話を聞いた。素材にこだわりたいということでその...



《めてみみ》確かなDNA

2022/02/24

 タビオの越智直正会長が不慮の事故で亡くなり、はや四十九日も過ぎた。先日の越智勝寛社長の取材は、遺影の飾られた部屋。もうあの愛媛弁を聞くことはできない。柱石を失ったタビオの社員の思いや懐かしい記憶が頭をかすめ、普段...



《視点》今に通じる民芸

2022/02/24

 柳宗悦の没後60年を記念した「民藝の100年」展に行ってきた。民芸とは、1世紀ほど前に柳、濱田庄司、河井寛次郎らが日常の生活道具の美しさに注目して考案した美の概念。同展には各地で古くから使われてきた陶磁器や染織、...



《めてみみ》工場発ブランド世界へ

2022/02/22

 日本発ファクトリーブランドの人気がじわじわと高まってきた。ある東北のニッターは自社ブランド比率が売上高の9割を超え、下請け型の事業から脱却し自立に成功している。立ち上げた当初は社内でも反対されたというが、10年で...



《視点》両立

2022/02/22

 女性の活躍をテーマに取材をする際には、どうしても、「家事や育児との両立はどのように」と尋ねがちだ。その前提には、家事や育児は女性がするもの、とのいわゆるアンコンシャス(無意識の)バイアスがある。家庭を持つ男性の管...



《めてみみ》見通す力

2022/02/21

 「すぐ役に立つ人はすぐ役に立たなくなる」。検索すればわかるので誰が言ったかは書かないが、社会に出てすぐに使える知識や技術だけの人は早晩、通用しなくなるという意味だ。駆け出し記者時代に知った言葉で、今も時折思い出す...



《めてみみ》自分への投資

2022/02/18

 今春、阪急うめだ本店が4階コンテンポラリーを、あべのハルカス近鉄本店が4階キャリアを改装する。百貨店婦人服の長年の主力ゾーンを大きく変える。「衣料品縮小」の流れがあるなか、両店が目指すのは婦人服フロアの活性化だ。...



《視点》賃金引き上げ

2022/02/18

 先日の「SCビジネスフェア」セミナーのいくつかで、低価格販売による傷みが語られた。収益性の低下もさることながら、販売スタッフを確保するための労働条件を提示できないことにつながっている。語り手はそれぞれの立場から深...