コラム

《視点》人材は欠かせない

2021/06/02

 今年4月の新卒採用募集に「これまでの7、8倍の応募があり、優秀な人材が採れた」と、あるレディスアパレル企業。新型コロナウイルスの影響などで、全体的な採用の環境は厳しい。だが、新たな事業構築や新規出店を強める動きも...

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《めてみみ》新会計基準

2021/06/01

 三越伊勢丹ホールディングスが5月に発表した22年3月期業績予想は、連結売上高が前期比45%減の4470億円、連結営業損益が30億円の黒字(前期は209億円の赤字)。一見するとコロナ禍による臨時休業・時短営業で、売...



《視点》豪奢品

2021/06/01

 「豪奢品(ごうしゃひん)」という言葉を久しぶりに聞いた。豪奢品とは辞書によると「非常にぜいたくで、派手な品」。一般的には「高級品」「高額品」と言うと思うが、さらにぜいたくな物という意味か。 東京の百貨店では緊急事...



《めてみみ》加速する世界

2021/05/31

 「十年一昔」というが、一昔を感じるのに10年も必要としなくなった。今や働く世代のほとんどが利用しているスマートフォンだが、10年前の2011年、個人のスマホ保有率は15%にも満たなかった。 「5000万ユーザー獲...



《めてみみ》奥ゆかしい真面目さ

2021/05/28

 21~22年秋冬デザイナーコレクションで、サステイナブル(持続可能性)を背景にしながらも環境保護を大上段から主張しないコレクションが気になった。「ダブレット」の井野将之や「フミト・ガンリュウ」の丸龍文人ら日本のデ...



《視点》ありたい姿

2021/05/28

 「コロナ後は、万人の役に立つ物の大量生産ではなく、受け手に新しい価値観が生まれ、一定の人から共感を得られる提案が重要になる」と、ある講演で著作家の山口周氏が話していた。 例えばイケアは、イスラエルの障害者支援団体...



《めてみみ》またどこかで

2021/05/27

 香港・フォングループ傘下で衣料品OEM(相手先ブランドによる生産)企業のフォワード・アパレル・トレーディングが自主廃業する。年内をめどに株主総会で解散を決議、来年3月会社を清算する予定。18年に長期借入を返済し財...



《視点》受注商売

2021/05/27

 ランドセル商戦がヤマ場を迎えている。商戦は入学時期の前年の3月にスタートする。新入生の家族や祖父母はランドセルを求めて1年前には購入に動き出す。そのため、ランドセルは現在、大半が受注方式で販売されている。 15年...



《めてみみ》今の上海のストリート

2021/05/26

 上海に来た当初、「中国アパレル市場は不景気」と指摘されていた。あれから4カ月、いち早く人の往来が戻り、上海の人気商業施設には客がたくさん入り、服も売れて見えるが、「アパレルは良くない」とのコメントを最近また聞いた...



《めてみみ》あいまいな線引き

2021/05/25

 生活必需品の範囲を巡り、百貨店の対応が二転三転している。三越伊勢丹の都内4店舗は5月23日から、松屋銀座本店は24日から、ラグジュアリーブランドの販売を休止した。緊急事態宣言が再延長された12日以降、宝飾・美術品...