アダストリアのカジュアル主力3ブランドは、商品の幅の拡充や新ライン立ち上げで、新規客獲得に力を入れる。主戦場の郊外SCでファミリー客を取り込み、ファッションビル向けの商品開発で出店先を増やす。
【関連記事】アダストリア「レイジブルー」 今秋からきれいめアイテムを拡充、レディスも強化
レディス主力の「ローリーズファーム」は25年秋から、メンズラインをユニセックスの新ライン「LFM(U)」(エルエフエムユー)に刷新する。20年からシンプルできれいめなメンズを販売していたが、女性スタッフの着用販売が多く、購買客の約7割が女性だったためだ。

ゆったりとしたTシャツやパーカ、ペインターパンツを、可愛いチェック柄の生地で仕立てた。ファミリー客の多い大型店からスタート。都市部で期間限定店も開き、知名度を上げる。
一方、20代メンズ向けのアメカジ、ストリート系がメインの「レイジブルー」は秋以降、きれいめ商品とレディスを強化する。メンズはツイード調のセットアップ、ウールライクなコートやカバーオールなど30代以上が好むテイストを拡充。ウォッシャブル、防しわ性を持ちビジネスシーンでも使えるセットアップなど、一格上の商品も出す。

レディスはボーイッシュな商品が多かったが、ガーリーなデザインに刷新し若い女性客を取り込む。花柄やピンクなどの色柄で、今まで無かったショート丈ニットなどを揃える。
「レプシィム」では、主力の40代女性が職場でも着られるジャケットやセットアップを増やす。ベーシックが多かったが、23年からトレンドを取り入れた商品を増やしたところ、高感度な大人客や20~30代の客が増加、既存客にも好評で売り上げが伸び続けている。

郊外SCが中心だが、ジャケットやウール調セットアップなど、働く女性向けの商品を増やし、都市部の駅近隣ファッションビルへの出店を強化する。