アダストリアは、ヤングレディスブランド「ヘザー」の既存店売上高が7月以降、復調傾向にある。「ミーハーなブランドとして、へザーをもう一度取り戻そう」(細尾剛史ヘザー営業部長)とする方針の下、ぶれていたターゲットを再度、大学生に設定。販促強化やQR生産などブランド特性に合った施策で改革し、業績が回復した。
ヘザーが昨年苦戦した要因は急激な大人化だ。ティーン層などの幼いイメージに偏っていたのを修正するため対象を23~25歳に上げたところ、20代後半向けに見える商品が増加。この結果、20~22歳の客が離れてしまったという。