ファストリの温室効果ガス排出量削減 30年度の目標を30%に引き上げ

2025/11/19 17:30 更新NEW!


 ファーストリテイリングは、事業成長と持続可能性の両立に向けた仕組みづくりの進捗(しんちょく)を11月13日に発表した。サプライチェーンにおける温室効果ガス排出量削減を推進する取り組みで、30年度の削減目標を引き上げた。トレーサビリティー(履歴管理)に関しては、25年からオーストラリアでウールを指定農場から調達するプロジェクトに着手したことを明らかにした。

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 これまでは30年までに温室効果ガスを19年8月期比で20%削減する目標を設定していたが、24年8月期までに18.6%削減できたことを受け、目標を30%に引き上げた。石炭使用量の削減、再生可能エネルギーへの切り替え加速、エネルギー効率改善など工場での取り組みのほか、温室効果ガス排出量の少ない素材の使用拡大を通じてこの目標を達成する考えだ。

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