米・エアロポステール、破産法を申請

2016/05/04 14:45 更新


 エアロポステール社(本社ニューヨーク)が4日、チャプター11(日本の会社更生法に相当)をニューヨーク南部地区連邦破産裁判所に申請したと発表した。

 エアロポステールはチャプター11を、負担になっている契約の破棄または再交渉、投資会社のシカモア・パートナーズとの紛争の解決、長期的な経営の安定に活用しようとしている。

 加えて、店の規模を縮小し、経営効率を上げ、販売管理費を削減して、6ヶ月でチャプター11の適用から抜け出るつもりとしている。同時に、資産価値を最大限に高めて会社を売却し、株主の利益を最大限にすることを目指す構えだ。売却も、半年以内に完了することを目指しているという。

 店舗に関しては、アメリカで113店舗、カナダで41店舗(全店)を閉店する。閉店セールはアメリカでは今週末、カナダでは9日の週に開始する。

 エアロポステールはチャプター11の申請と共に、1億6千万ドルの新たな資金融資をクリスタル・ファイナンシャル合同会社から得た。(ニューヨーク=杉本佳子)



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