ビルケンシュトックJ、1~6月増収増益

2015/11/26 06:54 更新


 三栄コーポレーションの100%子会社、ビルケンシュトックジャパンの業績が好調だ。15年1~6月の売上高は36億6000万円と前年同期に比べて10億7000万円増えた。

 販売足数を増やす戦略を進める中、米国発信のフラットサンダルブーム、インバウンド(訪日外国人)需要の増加も追い風となった。卸売り、直営店、ECいずれも好調で、経常利益も2億6000万円増えて、3億8000万円となった。

 通期(15年12月期)見通しは、売上高が14億5000万円増の66億6000万円、経常利益が2億7000万円増の5億円。下期はやや減速するとみているが、通期での大幅な増収増益を見込む。上期に5店増加した直営店については、下期も同様に5店増やし、年間で10店増える。また上期には、人材確保のため店舗従業員を正社員化した。

 売り上げの約2割を占める「ビルケンシュトック」ブランドの卸売りについては、本国の意向により、ビルケンシュトックジャパンの取り扱いは15年秋冬までで終了する。

 ビルケンシュトックジャパンは16年春夏からは、直営店での小売りおよびECに経営資源を集中することになる。このため、来店客数増を目的に、市場調査や社員教育といった先行投資を強める。



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