チャナカンパニー、"見えないハンガー”を発売

2017/04/26 06:27 更新


 ハンガー主力のチャナカンパニー(東京)は、ECサイトに商品画像を掲載する作業の効率改善を狙った商品撮影用ツール「インビジブルハンガー」を発売した。特徴は、服をかけてもハンガーが見えない形状。商品画像をサイトに掲載する前に、襟元からのぞくハンガーを消す処理作業が不要になる。

 インビジブルハンガーは顧客の有力セレクトショップの要望を受けて開発した。金属製のパーツをV字状に組み合わせ、白色透明のテグスでつるしたシンプルな構造のハンガー。V字状のため、服の襟周りからハンガーは見えない。襟の開きが大きな服の場合は、Vの角度の調整で対応可能。服の両肩を支えるパーツは小さくし、服からはみ出ることはない。

 6種類を揃え、ジャケットなど重衣料には両肩を支えるパーツをやや厚く、長めにしたタイプもある。色は白と黒。服からハンガーが透けて見えないよう、服の色に合わせて使い分けるため。価格は1万~1万5000円。実用新案を取得した。ボトム用は現在、開発中だ。

 アパレル業界がEC強化を重点施策として掲げるなか、ECサイトへの掲載数、頻度は増え、その分、商品掲載に関わる作業量も増えている。EC関連部署の負担になっている作業の一つが、撮影した画像の後処理と言われている。

「インビジブルハンガー」 


撮影画像にハンガーは写りこまない 



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