カジュアル専門店、シーズメンの椛島正司会長兼社長は今下期(15年9月~16年2月)、「商売のやり方を根本的に変えようと思っている。正価販売を貫き、安く売るのなら初めから安く売り、売価変更を極力抑える」考えだ。粗利益の確保を重視するとともに、値引き販売を減らすことで客の信頼を得る。
上期(3~8月)の業態別売り上げは、カジュアル業態「メソッド」が前年同期比5・3%減、前期まで好調だった和テイスト業態「流儀圧搾」が9・6%減だった。「当社の生命線は『客との信頼関係』。極力値下げを抑え、プロパー販売に徹した」が、低価格志向の客が減り、減収、赤字幅が拡大した。
「客の信頼を得るための良質な品揃えが不十分」との考えから、新たに25ブランドを仕入れる。既存取引先の新ブランド開拓や休眠ブランドを掘り起こす。「〝ブランド=信頼〟と思っている。メーカーとともにブランドビジネスを盛り上げる」意気込みだ。オリジナル商品とブランドのミックスで魅力ある売り場作りに取り組む。
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