サイバーエージェントの連結子会社で広告メディア事業のサイバー・バズ(東京、高村彰典社長)は、クラウド上で商品の受発注ができるウェブ展示会システム「クラウド‐F」の提供を開始する。7月の本リリース時には約300ブランドを扱う計画で、先行して5月末までに登録したブランドには3カ月のお試し無料キャンペーンを実施する。
「BtoB(企業間取引)の卸サイトは成長余地が大きい。導入のハードルを下げてでも、幅広いジャンルの多数のブランドに利用してもらい、業界スタンダードを目指す」と同社事業開発室の辻孝明室長。アパレル、服飾雑貨、生活雑貨、食品など扱い商品を広げ、バイヤーの多様なニーズに応える。ブランドは展示会時の煩雑な作業が効率化でき、ミスも減らせる。
バイヤーは、登録された商品やブランドの紹介ページなどを検索でき、取引申請する。承認後に発注が可能になり、時間や距離による機会ロスを減らす。
7月のリリースに向け、5月末までお試し無料キャンペーンを実施する。利用には初期費用、月額利用料3万円、流通課金が必要となるが、31日までに登録したブランドは7月1日(予定)~9月30日の間、無料で利用できる。また、無料キャンペーン中に本契約をしたブランドは初年度(16年10月~17年9月)に限り、流通課金なしの月額利用料金1万円で利用できる。すでに数十ブランドが登録の意向を示しているという。事前登録用サイトはこちら。