エンスウィート秋冬、売れ筋確保し好調

2015/12/07 06:24 更新


 レナウンはレディスブランド「エンスウィート」が今秋冬商戦で好調だ。初秋物の早期投入や売れ筋を確保できたことが奏功した。

 同ブランドのプロパー販売は8月が前年同月比20%増、9月が6%増、10月が10%増、11月も3%増と伸びた。今年は初秋物を例年よりも早く、7月24日と8月7日に2期に分けて投入したことで盆明けから動きが活発化した。さらに実需への対応を強め、9月に投入したダウンベスト(2万7000円)やモッズコート(4万3000円)が先物需要と実需の両方で順調に売れた。

 トレンドアイテムのガウチョパンツ、ロングカーディガン、コーディガンがヒットし、スムーズに追加生産できたことも奏功した。とくにコーディガンは9月中旬の初回投入の後、生地の厚さや柄を変更して3回追加した。3回目は11月後半に投入し、市場でコーディガンが品薄になる中で順調に売れており、合計で4000着の販売を見込んでいる。

 コートは11月後半の3連休に75㌢丈のダウン(2万9000円)が動き出したほか、ダッフルディテールのダウン(3万6000円)とウール(4万6000円)も動いた。11月は23日以降、前年比30%増ペースで推移した。11月のコート売り上げは15%増となった。

 12月もコート、コーディガンを中心に堅調に推移すると見ている。

動き出したダッフルディテールのダウン



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