子供服メーカーのフィス(大阪市)は、「フィス」単独の路面直営店「リーブ・ミー・アローン」(LMA)を東京・代官山に開いた。
同ブランドの主販路である百貨店や専門店では顧客が多く、ブランドネームも浸透しているが、同店は「ブランドに頼らず、デザイナーがやりたいことを試す場」と位置付ける。デザイナーは店装やMDにもかかわる。店は隠れ家をイメージした作りで、フィスを全く知らない人に向けてもアピールする。営業面積は約35平方㍍。
百貨店では毎月の予算を組み、商品構成のバランスを取りつつ売れ筋を追うが、LMAでは実績に捉われず、展示会の新作の中でも選りすぐりのもの、デザイン性の高いとがったものを集める。
日本製のカットソーアイテムを中心に、店限定のオリジナルウエアを作る。プリントではなく、上質な素材やシルエットで勝負する。トータルコーディネートに必要な雑貨は仕入れる。