ファーストリテイリングの15年8月期連結決算(国際会計基準)は、売上収益が1兆6817億円で前期比21・6%増、営業利益1644億円で26・1%増、税引前利益1806億円で33・4%増、親会社の所有者に帰属する当期利益が1100億円で47・6%増となり、過去最高の業績を達成した。海外ユニクロ事業が大きく伸び、売上収益は全社の35・9%まで高まった。
国内ユニクロ事業が9%増収で営業利益も10・3%増。海外ユニクロ事業は45・9%増収、営業利益も31・6%増益だった。特に中国は売上が3000億円を突破、韓国も1000億円を超えた。オーストラリアは計画を下回ったが、赤字幅は縮小、米国の赤字幅は拡大した。
今期はサプライチェーン改革とデジタルイノベーションに取り組む16年8月期は売上収益1兆9000億円、営業利益2000億円、親会社の所有者に帰属する当期利益1150億円を計画する。